「7」と「9」という数字が私を悩ませる。
思い返せば30年前に遡る。
昔も今も「7 or 9」
今回、カメラを思い切って「SONY α9」を購入したのは過去記事に書いた通り。
私は「α7Ⅲ」か「α7RⅢ」かで悩んでいた。
と「EOS R」も含めて悩んでいたわけであるが。
そんな中、全く候補になかった「α9」を買うことになる。
おかげで未だにレンズが買えていない。
何故、そんな無謀なことをしたのか?
それは約30年前に遡る。
pioneer private X-A7
私が中学生の頃、コンポというものが流行っていた。
いわゆるオーディオのセットである。
当時、同級生のオーディオ好きの中で
- kenwood
- pioneer
君はどちら派?みたいな話題で盛り上がっていた。
私はpioneer派だった。
とはいえ、買えるわけでもなくオーディオ屋さんで眺めてる日々だった。
それからしばらくして、コンポを買ってくれるという夢のような話になった。
浮かれて仕方がなかった。
毎日毎日、オーディオ屋さんで貰ったカタログをひたすら読んだ。
当時、中森明菜がCMをやっていて凄くカッコよかった「pioneer privateシリーズ」である。
- X-A5
- X-A7
- X-A9
記憶が定かではないが、この3種類だったはずである。
数字が大きいほど高価だった。
中学生当時、
仲間との会話の中で、音質云々よりも「アンプ出力」で性能を比較する傾向がああった。
「X-A7」が80W+80Wで、「X-A9」が100W+100Wだったかな?
もう記憶が曖昧だ。
本当は「X-A9」が欲しかった。
でも20万円近い値段がして、あまりに高額だった。
念願叶って、「X-A7」を購入してもらうことになる。
それはそれは嬉しかった。
音も、今までのVictor CDラジカセとは比較にならなかった。
しかし、子供心に「X-A9」だったらどんな音だったのかな?とずっと思っていた。
流石に、ただでさえ「X-A7」でも超高額だったのに、さらに上をいく「X-A9」が欲しいなんて親には言えなかった。
そんな思い出が30年近く経っても忘れられないでいる。
本当なら「α7Ⅲ」や「α7RⅢ」の方が「Ⅲ」という名前から分かるように幾度とブラッシュアップされているし、ニューモデルなので性能的にはα9以上だったりする。
コスパも高いし、そもそも私には使いこなせる自信が全くない。
まさか、また「7 or 9」で悩むことになるとは思わなかった。
私にとって、
- どちらが良いか?
- どちらが上か?
- どちらが合うか?
ではない。
そんなことはどうでも良いのだ。
「7」か「9」かの選択肢の場合、私は「9」なのだ。
この数字のためだけに、20万円も高い買い物をする羽目になってしまった。
追記
今でも、pioneer privateが「デジタルオーディオプレイヤー」として発売されていた。
これはおっさんホイホイな商品だ。