先日、twitter仲間の元に、私の『X-Pro2 グラファイト』が嫁いでいきました。
約9ヶ月間という短い間ですが、思った事を書き綴ろうと思います。
X-Pro2グラファイトは、今現在「最も美しいカメラ」だと思う
Webにて一目惚れした『X-Pro2 グラファイトエディション』
実物を見る前に、発売日前予約をして購入しました。
箱を開けた瞬間に、あまりの美しさに唸ったのが約9ヶ月前。
まさかWeb上よりも、実物のボディ色の方が美しいとは・・・。
この色の良さは、工芸品に値すると思います。
盆栽化してしまった
ここまで塗装が綺麗だと、傷がつくのがとても怖くなってしまいました。
持参して外出することは多々ありましたが、とにかく持ち運びには傷つかぬように神経質に扱っていました。
勿論、屋外ではレンズ交換は行っていません。
その後、大切に防湿ボックスで管理。
完全に「箱入り娘」になってしまいました。
夜な夜な防湿ボックスから取り出し、感触を楽しんで、また仕舞う。
そんなことばかりしていて、「盆栽」と化していました。
FUJIFILM X-A1と、Panasonic GX7mark2をガシガシ使い回す日々
- X-A1は中古で、楽天ポイントを使って購入したほとんどタダ同然の代物。
- GX7mark2は新品で購入したものの、当時「底値」だった事と、プラスチックな外観というのもあって取り扱いにはそれほど神経質にならずにすむ代物。
そんな2つのサブカメラが、私のカメラ生活のレギュラー選手になっていました。
写りは断然X-Pro2の方が綺麗なのに、こちらの2台をついつい手に取ってしまう。
誰か私の代わりに、いっぱい使ってくれる人を探してました
twitterにて、全国のFUJIFILM好きの仲間とツイートして楽しんでいるのですが、
「誰か○○万円で買い取ってくれない?」と募集していたものの、あまり反応がない。
あきらめて、近所のカメラのキタムラに買取してもらおうと思っていたところ、
ちょうどタイミングよく、twitter仲間から「譲って欲しい」旨のメールが来ました。
あと2時間程度遅かったら、キタムラに行っていたところでした。
気に入っていただいたようで、無事交渉成立
私自身も中古で購入するって結構不安はつきもの。
交渉相手のtwitter仲間は信用できる人だと思ったので、先に商品を送って気に入ってくれたら買取してもらうことにしました。
もし気に入らない、もしくは美品ではなかったら返品可能にしました。
その後、相手も気に入ってくれたようで無事交渉成立。
私のX-Pro2 グラファイトは、いっぱい使ってくれそうな人の元に渡ることになりました。
多分カメラ自身も、使ってくれるユーザーのところにいる方が幸せだと思うし、本当に良かった。
でも、本当は箱詰め作業の時、すごく寂しくなった
本当に、欲しくて欲しくて購入したX-Pro2。
でも、購入したら使う頻度がほとんどなかった現実。
私自身がまだ知識・技術もないまま、デザインだけで購入したのが悪かった。
本当は、カメラに合わせて努力すれば良かったんですけど、
もう少し、廉価モデルのカメラで『基礎』から始めようと思ったわけです。
何を言っても言い訳にしかならないのですが、正直「プロ仕様」は私には荷が重かったのが本音。
もっとカメラを楽しむことを重視しようと思いました。
でも、荷造りしている最中に、すっごく寂しくなって、すっごくツラかったのも事実。
『モノ』に対して、ここまで感傷的になったのは初めてでした。
いつか、またX-Proシリーズを買おうと思える日まで
構図がどうとか、光の方向がどうとか、ボケがどうとか、そういう堅い事ではなくて、
いっぱい撮影を楽しむ中で、もっと求める性能が分かってきたら
その時には改めて、X-Proシリーズを買いたいと思います。
ありがとうX-Pro2。
いつかまた、再会できる日を楽しみにしています。