正直に言います。
FUJIFILM X-Pro2の購入は、私には早すぎたと思っています。
X-Pro2を購入した理由は「色」「質感」
もともとFUJIFILMの「X-E2」という中堅モデルを所有していました。
ファンクションボタンの設定を試行錯誤したり、様々な機能を駆使してみたり、マニュアル操作含めて楽しんでいました。
ファームアップで劇的に良いカメラになり、特にモニター表示が繊細になってちょっと高級なカメラ然となり、所有欲も満足させてくれました。
そうなると、ちょっと欲が出て「このカメラ以上のフラッグシップってもっと楽しいのかもしれない」と思うようになり、カメラ屋さんでX-Pro2やX-T2を触るようになりました。
X-Pro2は持った時の質感が素晴らしかった。デカイけど。
ある日、X-Pro2に「グラファイトモデル」がでるという情報が。
それも限定1000台ということで早く買わねばと焦るようになりました。
ネットで情報を漁る日々。
ここまで欲しいのなら買おうと思いました。
大好きだったX-E2を売れば資金になる。きっともっと楽しい日々が始まると思う。
X-Pro2の質感と、「グラファイト色」は溜め息が出るほど美しかった
約26万円という大金を払って購入した「X-Pro2 グラファイト」
箱を開けた瞬間に、「こんな美しいカメラは見たことがない」と思いました。
触っては箱に戻し、また触っては箱に戻しを繰り返す日々(笑)
重いけど遠出するときは必ず携行し、XF18-55を装着して撮影していました。
ただ、私自身がそのレベルに達していなかった
さすがフラッグシップ。
X-E2よりもスパッと決まるし、より精細な描写をしてくれる。
でも、いつも思う。「使いこなせていない」
X-E2の時は「自分がこのカメラを色々いじって、使いやすくカスタマイズしよう!」と思っていたのに対し、
X-Pro2になってからは「カスタマイズ」しなくなりました。
基本、同じメーカーなので操作性やボタン配置などの考え方は共通部分は多いです。
だから単純に「X-E2がレベルアップしたもの」という位置づけなのでしょうけど、
なんていうか「私が今度はカメラのレベルに達していない感」を感じるようになりました。
例えるなら、軽ターボ車からポルシェに変えたような感じ
軽のマニュアルを駆使して峠を攻めて楽しんでいて、
ふと「ポルシェに乗り換えたらもっと速くて楽しいのでは?」と思う。
そしてお金を貯めて念願のポルシェを購入し、峠を攻めてみる。
当然速いし、オンザレールで走行できる。
でも、マニュアル軽で感じた楽しさと違う。
「自分の身の丈にあっていない」
カメラをわかってからフラッグシップを買った方が幸せになれる
私がフラッグシップを買うときに思ったのが、
- お金があるのなら、高い方が良いに決まっている
- 自分の下手さを、カメラが補佐してくれる
この2点に尽きました。
勿論、これは「正解」なのですが、写真は良くなるけど楽しくない。
やはりフラッグシップを買うなら、自分がそれに見合った「技術」「知識」が必要なのだと痛感しました。
多分、カメラブログを書き綴っている人は、大概はカメラを熟知している人だと思います。
でも、私はカメラは大好きですが「技術」「知識」はまだ備わっていないのです。
ただの「カメラ好き」なのです。
だから「FUJIFILM X-A1」や「GX7 mark2」ばかり使ってしまう
結局、X-Pro2というカメラマニア垂涎の機種を持ちながらも、ついつい「FUJI X-A1(中古)」や「GX7 mark2」を使ってしまっている自分がいます。
実は、この2機種が楽しくてしょうがない(笑)
多分、X-E2の時に感じた「少しダメな子を、自分でカスタマイズして楽しむ」という事を求めているのだと思います。
だからGX7 mark2で練習して、いつかは「これでは物足りない」という気持ちになりたいと思っています。
どうしても私自身が病的に「カメラ好き(筐体)」なので、ついつい他のカメラを見てしまうのです。
でもフラッグシップやフルサイズ一眼はまだ使いこなせないので、もうカメラはしばらく買わずに、買うとしたら「レンズ」を揃えようと思います。
そう思うまで、1年という歳月が掛かりました(苦笑)