新たにカメラを購入するために、古いカメラを売却した経験は皆さんあると思います。
その中でも『売却して後悔したカメラ』ってありませんか?私はあります。
Canon Powershot G12
意外に思われるかもしれませんが、そのカメラはCanon Powershot G12です。
勿論、現行カメラに比べれば
- 高感度には弱い
- 重い
- 背面液晶は荒い
と欠点ばかりが目につきますが、理屈ではないのです。
Flickrでファンだった人が、Powershot G11使っていたのがキッカケ
私の写真(カメラ)の原点は、Flickrです。
子供(第一子)が生まれて「可愛いうちに写真に残さないと!」と思い、
良さげな写真掲載サイトを探すも、なかなか良いものが当時無くて。
んで「これだ!」と思ったのが当時の「Flickr」
当時の・・と付け加えたのは、2012年頃までの方がスッキリしていたためです。
現在のFlickrは使いにくい。
掲載写真を開かないと、添付された「文章」が読めない。
そのFlickrでファンになった人が、当時PowershotG11を使っていまして。
写り云々ではなく、Gadgetとしての佇まいがカッコ良くて自分も欲しくなりました。
で、購入したのが当時最新GシリーズのG12。
触った瞬間「これだ」って思いました。
とにかくしっくりくる。写り云々ではなく、コンデジとは思えない重量感・質感。
カメラカバーもかっこいい。
中の臙脂色のスエードの質感が素晴らしい。これこそ高級コンデジ。
(ちなみに後継機種のG15のカメラケースはダサい)
夢中で撮った日々
娘の幼稚園までの子供の可愛さといったら異常。
息子も生まれたタイミングだったので、ひたすら撮影する日々。
楽しくて仕方がなかった。
いつもG12を肩に抱えてお出かけしていました。
- 1000画素程度の程良い絵
- IXYとは違う「大人っぽさ」
- ミニ一眼レフのような佇まい
写真だけでなく、所有欲を満足させてくれる。
置いておくだけで「絵になる」そんなカメラでした。
Canonのカメラを未だに引きずってるのは、G12のせい
現在、FUJIFILMとPanasonicのカメラをメインに使用しています。
しかし、Canonのカメラの動向をずっとチェックしています。
最近では「Canon EOS kiss M」というミラーレスが良さそうですね。
でも、いつも頭にあるのは「Canon G12」
それからG15/G16と後継機種が発売され、現在では「G1Xシリーズ」が順当な後継機種だと思われます。
でも、G1Xmark2からは違うんです。外観が全然違う。
あえて言えば、G15/16/G1Xまでが私の思うGシリーズ。
無骨で男らしく、媚びてない。
G15からセンサーがCCDからCMOSに変更されました。
CCDの発色の良さが好きでしたが、高感度的にはCCDは現在では時代錯誤でしょう。
大人のgadgetとして、G15/G16が欲しい
デザインとしてはG12/15/16/G1Xが良い。
G12/15/16のセンサーは時代遅れな1/1.7型ですが、日中ならなんら問題ない。
ボケ云々は置いといて、大人のGadgetとしてこれに勝るデザインのコンデジは無い。
無骨なくせに圧迫感・威圧感がない佇まい。
ずっとそばに置いておきたい相棒である。
中古で、今でもある程度高値で推移しているけど、やっぱり所有しておきたい。
理屈じゃない。
大らかで、あたたかくて、不器用で、無骨で。でも好き。
お前じゃなきゃダメなんだ。