シブリバラ短期大学

カメラ好きの『お父さん子育て奮闘ブログ』

【さようなら】ハムスターなんて、ただのネズミだと思ってた【ありがとう】

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正直言うと、ハムスターなんて飼う前は「ただのネズミ」だと思ってた。

この数日、ハムちゃんが頭から離れなくて苦悩していました。

ハムちゃん、ありがとう

先日、ハムスターの「ハムちゃん」が1年半で亡くなりました。

この数日、私の体調不良がハンパない。

最近、ハムスターの下半身が大きくなっていたのが気になっていました

最近、「回し車」で走らなくなったので太ってきただけだと思っていました。

今思うと、病気だったのかもしれません。

でも、私がゲージ(カゴ)に近づくと「遊べ遊べ」と手招きをしていつも通り元気な素振りをしていました。

いつも通り、手をゲージに入れると乗ってきて、私の手の上で「指の輪っか」をくぐるのを楽しんでいました。

その日が突然やってきました

娘がいつも通りゲージ内の掃除と、餌の準備をしているときに、なかなかハムちゃんの家から出てきませんでした。

娘は「掃除が楽。まだ寝てるみたい」と言って作業を早々に終わらせ、ハムちゃんを家から出したら変な歩き方をしてゲージの端っこに歩き始めました。

「おいで」と手を差し伸べると、いつも通りささっと手に乗りましたが、それからほとんど動きませんでした。

もう死期が近いのがわかる

そもそも、今までハムちゃんがじっとしたことなんてないので、異常事態というのはすぐに分かりました。

娘にも「もう、死んじゃうよ」と伝えました。

 

娘はギャン泣き。でも「今までありがとう」って必死に伝えました。

ハムちゃんはジーーーっとこちらを見ているようでした。

 

それからたまに動くものの、ほとんど動かず。

あまりに見ててツライので、娘をその場から離れさせました。

 

それからずっと私の手の上で30分ほど過ごしました。

たまに動いたり、甘噛みしたり、キーキー泣いたり。

急に元気に動き出した

と思ったら、ムクッと何事もなかったように起き上がり、私の手の上で「指の輪くぐり」を5回ほどしました。

「あれ?元気になったのかな」と思ったのもつかのま、ハムちゃんが横になりました。

 

最後に遊びたかったようです。

小さな声とともに息を引き取りました

それから3分くらい、聞こえるか聞こえないくらいの小さい声で「キー、キー」と

泣きながら、私の手の上で終わりを迎えました。

最後は眠るように安らかな表情でした。

看取るのは初めてだったけど、看取るもんじゃない

せめて最後ぐらい看取りたいと思って、手の上にずっといましたが、

今思うと「看取るのは良くない」と痛感しました。

 

忘れることができないのです。

本当に人懐っこくて、家族そのものだった

冒頭にも書きましたが、ハムスターなんて「ただのネズミ」だと思ってました。

でも、可愛がれば可愛がるほど懐いてくれて、呼べば来るし、「遊べ遊べ」とうるさいし、夜間の「回し車」の音がうるさいし、もう生活の一部になっていました。

 

ハムスターは寿命が約2年程度のようです。

だからまだもう少し長生きするんだと思っていました。

 

情けないですが、もっと遊んであげればよかった。 

お墓は庭に作りました

庭の花壇の片隅に、小さなお墓を作りました。

息子が段ボールで十字架のお墓を作っていました。

娘はまた飼いたいというが、嫁は断固反対

娘は「ハムスターロス」のため、また飼いたいと嫁にせがみます。

でも、嫁さんは「もう絶対飼わない!!!!」と言って聞きません。

 

私は、娘が毎日世話を欠かさずしていたので、飼ってもいいのでは?と思いましたが、

嫁さんは、思っている以上に亡くなったショックを受けていたようで、

「もう、あんなツライのはイヤだ」という思いから、飼いたくないようです。

 

確かにどちらの言い分もわかるので、しばらく気持ちが落ち着くまでどちらにも賛同しないようにしています。 

最高の家族でした

ハムスターなんてどれも同じだと思うでしょうけど、飼ってみたらわかるのですが、自分の飼っていたハムスターが1番可愛いのです。

あのハムちゃんを超えるハムスターはいないと思っています。

 

いまだに、空のゲージに足をぶつけると「あ。ごめん!」と条件反射に言ってしまいます。

いつか、時間が風化させてくれるのを待っています。

ありがとう。さようなら。